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第一種換気システム

 換気システムには大きく分けて第一種、第二種、第三種があるようです。一般住宅で多いのは第一種と第三種で、前者が機械吸気、機械排気であり、後者が自然吸気、機械排気です。我が家は第一種換気システムを導入することにしました。
 冬場にいかに暖かい部屋を安く実現するか、それが私にとっての大きな目標です。どのハウスメーカーも家の暖かさを売りにしているように見えますが、暖房をどんどん使えば温かくなるのは当たり前で、問題はいかに安くで実現できるかであるのは言うまでもありません。人が暖かいと感じるには2つの要素が大事です。温度、そして湿度です。
 まず温度についてですが、私にとって第一種換気システムの最大の魅力は熱交換を行うものがあるということです。冷たい外気を取り込む際、排出する室内の暖かい空気によって温められてから室内に入ってきます。ですから熱損失が少ないのです。第三種換気システムでは熱交換することなく、各部屋の壁に取り付けられた吸気口から冷たい外の空気が直接入ってきてしまいます。
 次に湿度についてです。同じ温度なら湿度が高い方が体感的に暖かく感じられます。冬場は空気が冷たいだけでなく乾燥しています。更に乾燥した空気では肌がカサカサしたり静電気が起こりやすかったりと厄介です。特に最近の高気密住宅は冬場の湿度が大変低くなってしまうようです。私は乾燥肌で、定期的に皮膚科に通っていますので、これは大変重要な問題でした。
 そこでまず私が最初に目を付けたのは、ダイキン工業のデシカホームエアという第一種換気システムです。このシステムは調湿機能の付いた換気システムなのです。調べてみますと、あるハウスメーカーのモデルハウスに設置されているということで、早速偵察に行ってみました。私は50%くらいにはなっているであろうと期待して行ったのですが、湿度計は何と30%台を示しているではありませんか。もちろん営業さんに質問してみましたが、デシカの設定はきちんとなされているようでした。私は日を改めて再び同じモデルハウスに行ってみました。ですがやはり30%台でした。これでは十分な調湿機能とは言えません。おまけにデシカは驚くほど高額な上、設置に畳半帖程度のスペースを確保しなければなりません。という訳で、デシカは諦めました。我が家は結局Panasonicの商品になりました。
 実際に住み始めての感想は、冬場もそこそこの光熱費で暖かく暮らすことができていますので、第一種にしてよかったと思っています。また、洗濯物を室内に干すことで、加湿器を用いずに概ね40%台はキープできています。

 


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