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床材 朝日ウッドテック ライブナチュラルプレミアム

 我が家はLDKに床暖房を設置することを決めていましたので、床材に無垢材を使用することはできません。熱によって反りが生じてしまうからです。しかし無垢床の質感、特に板の両側にアール処理が施してある立体感はとても素敵でいいなあと思っておりました。ところが無垢の床材にしかないと思っていたアール加工のある合板の床材が実はあるのです。朝日ウッドテック ライブナチュラルプレミアムという商品です。建築会社の選定時にお会いできた、あるハウスメーカーの方が大変に詳しい方で、私はその方のお陰で建築部材についてかなり勉強できたのですが、ライブナチュラルプレミアムもその方に教わった商品の一つでした。
 合板の床材には大きく分けて突き板と挽き板の2種類があります。突き板は合板の上に透けるような薄さの木材のスライスが張ってあるものです。厚さがないため、板の両側にアール加工ができません。(アールに削ると下の合板が見えてしまいます。)一方、挽き板の方は、合板の上に木材が張ってあるという点で突き板と同じですが、その厚さが2mm程度と厚くなっています。ですから板の両側にアール加工を施すこともできるのです。
 このアール加工がなされた挽き板が朝日ウッドテックのライブナチュラルプレミアムです。これは床暖房にも対応した商品です。当初はこの商品を採用する方向でしたが、やはりとても値が張るところが引っかかっておりました。別の似た商品がないものかと探しておりましたところ、住友林業クレストのルシードEXという商品が見つかました。挽き板でアール加工が施してあり、更に床暖房にも対応している。そして何よりライブナチュラルプレミアムよりは価格が低く抑えられている。という訳で、我が家の床材はこのルシードEXに決定しました。
 実際に住んでみての感想ですが、アール加工もされていて、それなりに味のある床材です。また、傷や汚れにも強いようです。しかしモデルハウスで見た無垢材の、あの深みのあるアール加工による立体感や趣にはかなわないなと感じます。
 
 それとフローリングの張り方が規則的なせいで、素敵さが損なわれている気がします。ルシードEXは無垢材と同じように1枚ずつ分かれています。(床材の商品によっては3枚程度が最初からくっついて、パネルのようになっているものがあります。)特別な事情がない限り、フローリングはランダムに張っていくものだと思うのですが、歩留まりのためか、工期のためか、とにかく我が家はランダムではありません。工務店との打ち合わせの段階でもランダムに張れますという話を聞いていただけにかなり残念です。
 

 


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